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松井同点5号も空しサヨナラ負け


ニューヨーク・ヤンキース

 ◆レイズ2x−1ヤンキース=延長11回=(13日・セントピーターズバーグ) ヤンキース松井秀喜外野手(33)がレイズ戦の9回、起死回生の同点弾を放った。5号ソロは14試合、61打席ぶりの一発。しかし、延長11回サヨナラ負けを喫し、勝利には結びつかなかった。レイズ岩村明憲内野手(29)は11試合連続安打、4試合連続マルチ安打をマーク。Rソックスが敗れたため、勝率は地区どころかリーグトップに立った。

 祈りが通じたかのように、打球は切れずにそのまま右翼ポール際へと飛び込んだ。着弾点を確認すると、松井はゆっくりとベースを一周。敗戦目前の試合を振り出しに戻す、起死回生の一発の余韻に浸った。

 「感触はよかった。切れるかどうかだけ。特別狙っていたわけではないが、甘く入ってきた球をしっかり打てた」。1点を追った9回1死、通算333セーブを挙げているレ軍守護神・パーシバルの真ん中高めにきた144キロ直球を強振。同点の5号は4月25日のインディアンス戦以来、14試合61打席ぶりのアーチになった。しかし、「勝利に結びつかなくて残念」とサヨナラ負けでつかの間の喜びも消え去った。

 打撃の状態は下降線を描いていた。前カードのタイガース戦から「内容がよくない」とこぼし、この日の第4打席まで1四球をはさんで10打席連続無安打。変化球にタイミングを崩され、直球には差し込まれる。本塁打は迷いを払しょくするように、なかば強引に振りにいったものだった。

 自己最長の17試合連続安打を記録しながら、その間の本塁打はわずか1本。「出ればいい、というほどのもので、出ないからといって悩むことはない」と一発にはこだわらず、つなぎ役に徹して主軸の役割を果たしてきた。その時の感覚を徐々に取り戻しつつはあるが、まだ完全ではない。

 悔やんだのは延長11回に迎えた1死一塁の場面。甘いカーブを打ち損じて二ゴロ併殺打に倒れ、「相手に勢いが行ったという感じがする」と自分を責めた。松井の試行錯誤する日々は、まだ続きそうだ。
(引用:livedoorスポーツ)