ラミ“神の手”関係ねぇ!逆転V弾
読売ジャイアンツ
【巨人6−5阪神】原・巨人がギリギリのところで踏みとどまった。首位・阪神を相手にした8日、敗色濃厚の8回に主砲・アレックス・ラミレス外野手(33)が起死回生の逆転10号2ラン。前夜、阪神ファンによる“神の手”で逆転弾をフイにされたうっ憤を晴らした。敗れれば首位と9・5ゲーム差で4位に転落する危機を回避したものの、9日からは2位・中日との3連戦。まだまだ正念場の試合は続く。
強じんな回転運動で放たれた白球が“誰もいない”バックスクリーン横のカメラマン席で弾んだ。普段は陽気なラミレスが一塁を回って眼光鋭く右手を突き上げた。
1点を追う8回無死二塁。3球とも外角球でカウント2―1となり、助っ人は「(過去3打席で)70%は内角を攻めてきた。逆方向に打たせないように最後は内角が来る」と読んだ。決して失投ではない内角148キロの直球を強振。詰まりながらもフェンスを越えた一撃を「走者を還すことだけを考えてた。勝ててうれしい」と胸を張った。
リーグトップを独走する“正真正銘の”10号2ランだ。前日は2点を追う7回1死一、二塁で左翼へ本塁打性の打球を放ったが「身を乗り出した(阪神)ファンの手に当たった」と判断した真鍋三塁塁審は二塁打と判定。心ないファンの妨害行為で“幻の逆転3ラン”となり、試合にも敗れた。ラミレスはお立ち台で「きのう(7日)はホームランを1本損しちゃいましたけど、きょうはそうはさせませんよ!」として右翼席は大歓声。帰り際も「狙い通りに誰もいないところへ打ったよ」と上機嫌だった。ただ、喜んでばかりもいられない。3回は5連打で2点を奪ってなお1死一、二塁。三ゴロで一塁へ全力疾走せず併殺打に倒れた。5回2死一、二塁の守備では左翼線への打球で一塁走者を“無視”して打者走者を刺そうと二塁へ送球。5点目の生還を許しただけに「致命傷になりかねないミスだった」と反省した。
4位転落を阻止して借金を2に減らした。勝つには勝ったが、バントミスなど細かいミスも目立った。9日からは2勝4敗の中日3連戦(東京ドーム)。原監督も「1つの勝ちで有頂天になれないチーム状況」と、まるで試合に敗れたかのように笑顔はなかった。
何はともあれ、自らのミスを帳消しにしたラミレスは「ボクの長所は失敗しても下を向かないことだよ」と笑った。チームは投打で波に乗り切れていないが、自身はここ4戦で3発。4番の打棒がチーム浮上のカギを握っている。
(引用:livedoorスポーツ)