世紀の珍プレー…打球にグラブ投げちゃった
千葉ロッテマリーンズ
【ロッテ0−4西武】まるで草野球だ。ロッテのホセ・オーティズ内野手(30)が4日の西武戦で世紀の珍プレーを演じた。5回に一、二塁間への打球に対し、グラブを投げつけて止めようとした。グラブがボールに触れたために、本来なら単打のはずが、野球規則7・05に該当し、記録は三塁打。これが手痛い失点につながり、意気消沈のチームは完敗で再び借金生活に入った。ルーキー唐川の快投に沸いた前日から一転、超満員の千葉マリンはお粗末プレーにあきれ返った。
誰もが目を疑った。
思わぬ“暴挙”にロッテベンチはあ然。西武からは抗議の声が上がる。今季最多3万23人の大観衆が騒然となるのも無理はない。五十嵐公式記録員が「45年間この世界でやっているが、公式戦では初めてではないか。オールスターの千葉茂さん以来だと思う」という前代未聞のプレーを審判団が協議。野球規則に従い一塁ベース上の栗山は三塁へ。普通に捕っていても、そのまま右翼のベニーに任せていても単打のはずが三塁打。続く石井義の中犠飛であっさり追加点を奪われ、流れを完全に失った。
バレンタイン監督からベンチでしっ責されたオーティズは、9回の打席で左腕・帆足に対して左の福浦を代打に送られ“懲罰”交代。試合後は取材を拒否し、球団を通して「自分でも分からない。ただ必死にボールを捕ろうと追い掛けていたら、なぜかああいう行動になった。無意識でやった。今はパニックになっている。チームに迷惑を掛けて申し訳ない」とコメントした。メジャー136試合出場の経験があり、普段は陽気な焼き肉大好きドミニカンだが、目を潤ませ、かなり落ち込んだ様子だったという。
草野球でもめったに見られない珍プレー。指揮官は「魔が差したということ。ああいうものはこれから見ることがないと思う。チームへの影響?相手に1点を与えました」と厳しい表情で、それ以上のオーティズ関連の質問はシャットアウトした。ランペン打撃兼内野守備兼ベンチコーチも「信じられない。あってはならない」と話すなど、厳しい声が相次いだ。
ルーキー唐川の快投で勝率5割に戻しながら1日で借金生活に逆戻り。チームではプレー中の出来事に関して罰金などのペナルティーを科した前例はないが、今回の失態は数試合スタメンを外すなどの措置を取る可能性はある。負傷者続出もあって波に乗れないチームに暗い影を落とす凡プレー。汚名返上はグラウンドで果たすしかない。
▼野球規則7・05c 三個の塁が与えられる場合―野手がグラブを故意に投げて、フェアボールに触れさせた場合。この際はボールインプレーであるから、打者はアウトを賭して本塁に進んでもよい。
(引用:livedoorスポーツ)